- 私のPC環境
前職のサラリーマン時代、とあるIT系企業にエンジニアとして新卒で入社した私は、SEや営業職としての業務で長年PCを使ってきました。
一方で、私にとってPCは完全に仕事で使う道具であり、プライベートでの趣味とすることは一切ありませんでした。会社から貸与されるPCをそのまま使う以外で、個人的にPCを購入した経験がなかったほどです。
つまり、元来パソコンオタクの要素は全く持ち合わせておらず、OSの種類については仕事でいろいろ触れてはいたものの、個人向けPCのメーカーや機種、スペックなどハードウェアの知識に乏しく、またネット回線を自宅に引いたことすらありませんでした。
それが何の因果か沖縄に移住、そして考えてもいなかった宿泊・飲食業を経営することになり、さすがにスマホで全てをこなすことは困難と思われ、何かとPCは必須なので初めて購入を検討しました。
会社の指定という束縛からも開放され、何の制約もなく自由に選べるとして、どんなのが自分に合っているのか?と考え、
Windowsは長年使いすぎて飽きた
Macって、何かと金がかかるんだな
あまり高機能は必要ないし、仕事をこなせればOKだし
という理由だけで、とりあえず安くて低スペックなChromebookを買いました。
Chromebookというと、一般的には児童や学生が使う教育機関向け文教モデル、もしくはシェアは低そうなものの企業におけるビジネス用途が一般的なイメージのようですが、これはこれで、私の用途においては正解だったかな、と思っています。
Windowsに慣れ親しんだ身からすると多少クセはあるし、ネット上に情報が少なかったり、そもそもできないこともあったりしますが、私が仕事で使う分には十分何とかなっています。
そして当然ですが、当HPもChromebookで作っています。
何より、
PC自体が低スペックでも、OSの動作が軽くて速い
PCの起動+シャットダウンが超速い
頻繁にあるOSアップデート+再起動も速い
PC内に固有のデータをほぼ残さないので、新たにPCを買い足したり、壊れて買い換えたとしてもすぐに以前と同様に使える
Googleいわくセキュリティ対策はバッチリ、Windowsのプログラムが動けないのでウイルスやランサムウェアの心配をほぼしなくていい?
といった点が超お気に入りです。
そしてもう1台。
移住先には、先代オーナーが遺していった10年モノの液晶一体型のデスクトップPC(Windows 8.1)もあったのですが、程なくしてMicrosoftの更新サポートが打ち切られたので、こちらはHDDからSSDに入れ替えると同時に、OSもChromeOS Flexに入れ替えて問題なく使っていました。
このChromeOS FlexというOSは、Googleから主に古いPC向けに無償配布されていて、見た目はChromebookに搭載されているChromeOSにそっくり、かつ連携・同期して使えるので大変便利でした。
ただ使っていく内に、さすがに低スペック過ぎて何かと待たされる場面が増えてきたのと、もう少しだけ高スペックなPCでChromeOSを使ったらどんな感じなんだろう?と思うようになり、ASUSのChromebox 3というミニPCを中古で購入しました。
これはChromeOSを搭載した15cm✕15cm足らずの小型デスクトップPCで、既に型遅れのモデルではありましたが、Windows11の動作条件を満たすスペックの割には格安で買うことができ、ChromeOSで使用するにはオーバースペックぎみなので当然ですが、非常に快適に動作します。
そして遺された液晶一体型PCとはHDMIケーブルで繋ぎ、こちらはPCとしては起動せずに単なるフルHDのディスプレイとして再利用?しています。
そんなわけで、レストランスペースでの仕事中はノートPC(Chromebook)、自宅スペースでの仕事にはデスクトップPC(Chromebox)を併用しています。